アメフト観戦ガイド(関東大学アメフトversion) 0. 注意事項 ルールガイドではありません. 正確さよりも, 読んで分かり易いことを優先しています. 1. 基本事項 各チーム11人ずつ. 攻撃側のチームは, ボールを持って前に進もうとする. 守備側の選手は, ボールを奪おうとするか, 前進を阻止しようとする. プレイごとに, 無制限に選手交代できる. 前後半24分, 計48分. 前半, 後半とも12分経過時点でコートチェンジをする. 試合終了時点で得点の多い方が勝ち. 同点の場合は引き分け. 得点の入り方: タッチダウン: 6点 + トライフォーポイント ボールを持ったまま相手側のエンドゾーンまで進むこと. トライフォーポイント: 0点 - 2点 タッチダウンの直後に, さらに1プレイだけ攻撃権が与えられる. このプレイで: プレースキックに成功すると: 1点 ボールを持って相手エンドゾーンに進むと: 2点 そのほか: 0点 が与えられる. フィールドゴール: 3点 攻撃のプレイ中に地面にボールをおいて, ボールを蹴り, 相手エンドゾーンのポールの間を通過させること. セーフティー: 2点 攻撃側のチームが, 自陣のエンドゾーン内でボールを持ったままタックルされると, 守備側チームに2点与えられる. キックオフ サッカーと同様に, 前後半の開始時及び得点が入った直後は, キックオフから始まります. キック側のチームの中の一人(キッカー)が, ボールを敵陣に向かって蹴り込みます. サイドラインの外にけり出すのは反則です. レシーブ側のチームでボールをキャッチした人(ボールキャリアー)は, 相手陣に向かって走ります. キック側のチームの人は, ボールキャリアーに向かって一斉にタックルします. レシーブ側のチームのボールキャリアー以外の人は, ボールキャリアーが タックルされるのを体を張って防ぎます. ボールキャリアーが倒れるか, サイドラインの外に出たら, その時点で プレイは終わりで, その地点からレシーブ側チームの攻撃を開始します. (通常の)プレイ 直前のプレイが終わった地点 (サイドラインに近すぎる場合は, 中央方向に平行移動した場所) にボールをおいて, 次のプレイを開始します. ボールのおいてある地点からサイドラインに垂直に引いた直線のことを スクリメージラインと呼びます. 守備側, 攻撃側ともに, スクリメージラインよりも自陣側で構えます. 攻撃側の選手の一人(センター)がボールを地面においたまま片手で持ちます. センターが, 自分の股の下から自分の後ろに立っている選手 (クォーターバック)にボールを渡します. この瞬間(ボールが動き出した瞬間)に プレー開始です. (通常の)プレーには, 大きく分けて二通りあります. 1. ランプレイ. 攻撃側のクォーターバックが, 自らボールを持って走る, または, 味方の選手にボールを手渡しして, その選手がボールを持って走るプレイ. ランプレイにたいして, 守備側の選手はボールキャリアーに タックルをすることで, 攻撃を阻止します. ボールキャリアーが 倒れるか, サイドラインの外に出たら そのプレイは終了です. 2. パスプレイ. 攻撃側のクォーターバックが, 前方にパスを投げて, 味方の選手に捕らせようと するプレイ. これに対しての守備は次の3通りが考えられます. a. パスを投げられる前にクォーターバックにタックルする. b. 投げられたボールをインターセプト(またはカット)する. c. (ノーバウンドで)パスを捕った選手をタックルする. a. 及び c. の場合には, ランプレイと同様に, ボールキャリアーが 倒れるか, サイドラインの外に出たらそのプレイは終了です. クォーターバックがパスを投げたものの, 誰もノーバウンドで捕ることができずに 地面に落ちてしまった場合は, その時点でプレイは終了です. クォーターバックが投げたパスを, 守備側の選手がノーバウンドで捕ってしまった場合, インターセプトといって, その瞬間に攻守が入れ替わります. インターセプトした選手は敵陣に向かって走ります. (元々の)攻撃側の選手は インターセプトした選手(ボールキャリアー)にタックルします. この場合も, ボールキャリアーが 倒れるか, サイドラインの外に出た時点でそのプレイは終了で, 次のプレイは 今まで守備側だったチームが攻撃権を持つことになります. 攻撃側は, ・ボールを前に投げて(フォワードパス), ノーバウンドで味方の選手がキャッチする ・ボールを持ったまま走る などの手段で, ボールを前進させようとします. 守備側は当然これらの邪魔をするのですが, 基本的に許されているのは, 「ボールを持っている選手にタックルする」 「空中にあるパスをキャッチ(インターセプト)する」 ことだけです. 要するに, 守備側はボールに向かって単純に突っ込んでくるわけです.